エッセンシャル思考のススメ 第8章 睡眠―1時間の眠りが数時間分の成果を生む

毎晩眠りにつくたびに、私は死ぬ。翌朝目を覚ますときに、私は生まれ変わる。

かのマハトマ・ガンジーのお言葉ではじまる第8章の解説に参ります。
今回のテーマは睡眠です。

休みの日は半日を睡眠に費やすほど、誰もが睡眠が好きなはずなのに、意外とみんなが軽視しているのが睡眠の大切さです。
僕もかつて、ブラック企業で働いていた頃、月に400時間働いている月があり、家に帰れても1日の睡眠時間は5~6時間。現場の締切が近くなると、1週間現場に泊まり込みになり2~3時間の睡眠が1週間続くこともありました。
そういえば学生時代は、バイトを掛け持ちして、朝の8時から夜中の2時まで働いていたこともありました。若くて元気だからできたわけですが、歳をとってその生活を続けていたら、必ず体を壊してしまうでしょう。
いまでは、残業がほとんどないですから、日々7~8時間の睡眠を確保することができます。また、昼休みは15~20分ほど昼寝をすると、頭がスッキリして午後も集中して仕事に取り組めます。

ちなみに、日本では昼寝する習慣がほとんどないですが、僕の住むベトナムでは誰もが昼寝をする習慣があり、僕の働く会社のオフィスでは、昼休みになると電気を消して、ほとんどの人が昼寝をします。
たまに、お客さん対応で昼寝が出来ないときがあるのですが、昼食をとらないより、昼寝をしないことの方が、午後の仕事の効率をさげていると感じます。

自分自身という資産を守る

本書では、睡眠を削って精力的に働くジェフが、睡眠不足の生活から体を壊す話から始まり、いかに睡眠が大切かということが書かれております。
睡眠を軽視して、寝不足の生活が続くとどうなるか。
私たちの最大の資産は、自分自身(の健康)であり、自己への投資を怠り、心と体をないがしろにすると、価値を生み出す元手(自分の体)さえなくなってしまいます。
健康的な体と心をもって、はじめて精力的な活動ができるのであって、それを支えるのが睡眠です。

誰もが経験あるように、睡眠不足だと頭がフラフラになり、深くじっくりと思考することができなくなります。思考できないということは、判断を謝るリスクを伴います。

十分な睡眠が脳の機能を高める

一流のバイオリニストは、1日平均8.6時間の睡眠を取り、更に彼らは週に平均2.8時間の昼寝をしているそうです。
また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌は「睡眠不足は企業リスクである」という記事を出し、睡眠不足がパフォーマンス低下をもたらす事実を紹介しています。
さらに睡眠には、体を休めるだけでなく、脳をリフレッシュさせる役目があり、十分な睡眠は脳の機能を高め、問題解決能力をアップさせるという結果が出ています。

ここまでみてきたように、睡眠は体・心・脳の機能を高めてくれる大事な習慣なのです。
でも、現代には、十分に睡眠時間を確保できる生活をしている方でも、寝たいのに眠れない、と言う人が少なくないです。
いわゆる不眠症の人、また、普通の人でも早く寝たくてベッドに入ったものの、結局中々眠れなかったという人も多いです。

そういう方はどうしたら良いのか、というと、残念ながら本書ではそれについて触れられておりません。
がんばって、自分なりに早く眠れる方法をみつけるしかないです。

なお、ここの解説は僕の独断と偏見に基づいたものであり、著者の本意とずれている場合もあります。
エッセンシャル思考をもっと知りたい方は、本書をお読みください。

 

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