重要な少数は瑣末な多数に勝る

解説 エッセンシャル思考 第3章 【ノイズ】大多数のものは無価値である

 

ノイズ

前回は、選択について書きましたが、世の中にあふれるばかりの情報の中で、自分に必要なもののみ、自分にとって一番大事なもののみを選択して、取り入れること、それがエッセンシャル思考です。
あとは、自分にとってどうでもいい情報、すなわちノイズです。

例えば、商談にしても、会議にしても大事なことは少ししかないのに、それを話すまでの過程や、ましてプレゼンテーションなんてのも全てノイズであります。
かのスティーブ・ジョブズも「プレゼンテーションのスライド作成が意味のないもの」として否定しております。

重要な少数は瑣末な多数に勝る

この少数のみが重要だということは、「パレートの法則」が証明しております。
19世紀末の経済学者パレートさんが提唱した法則で、成果の80%は20%の努力に起因するという説です。80対20の法則とも言われています。
最近では、リチャード・コッチという方が下記の著書にて、人生やビジネスに当てはめて上記の法則を説明しています。

詳しくはこちらの記事をよんでくださいね。

べき乗効果とは

「べき乗効果」と呼ばれる説によると、ある種の努力はその他の努力よりも指数関数的に大きな効果を生むというのだ。たとえば、元マイクロソフト社CTOネイサン・ミアボルドはこう語った。

「トップエンジニアの生産性は、平均的なエンジニアの10倍や100倍どころではない。1000倍、いや1万倍だ」

多少の誇張は入っているだろうが、ある種の努力がほかを圧倒するという実感に満ちた言葉である。これが、私たちの生きている世界の現実だ。大多数のものごとには価値がなく、ごく少数のものごとに莫大な価値がある。

リーダーシップロンの権威ジョン・C・マクスウェルもこう述べている。

「ほとんどあるゆるものは、徹底的に無価値である。」

本書63ページから引用

無価値なものを見分けるには

世の中に価値の無いものがたくさんあることはわかりました。
じゃあ、それを切り捨てるにはどうしたらいいのか。

結局、第2章の「選択」の重要性が見えてきます。
行動に移す前に、何かを選ぶ前に、たっぷりと時間をかけて選択肢を検討することです。
しかし、なんでも時間をかけて選べと言っているわけではなく、大事なことに対する選択肢です。

たとえば、ファミレスに入ってメニューとずーっとにらめっこしてなかなか決められない方がいますが、それとは別の話です。
ファミレスでメニューを選ぶ場合は、一緒にいる人をイライラさせたくないなら、「早く決める」という選択肢を選ぶべきです。

第1章の内容に戻りますが、仕事がデキる人が往々にして壁にぶつかるのが、「ぜんぶやらなくては」という思考から抜け出せないためです。
その時に、本当に重要なものを正しく見分けられることが、エッセンシャル思考です。

非エッセンシャル思考

・大多数のものごとが重要だと考える

・どの選択肢も平等に扱う

エッセンシャル思考

・大多数のものごとが不要だと考える

・決定的に重要なことだけをとる

なお、ここの解説は僕の独断と偏見に基づいたものであり、著者の本意とずれている場合もあります。
エッセンシャル思考を正しく知りたい方は、本書をお読みください。

第4章へ続く>>

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