戦略には選択とトレードオフがつきものだ。独自性を意図的に選びとるのである。

解説 エッセンシャル思考 第4章 【トレードオフ】何かを選ぶことは、何かを捨てること

戦略には選択とトレードオフがつきものだ。独自性を意図的に選びとるのである。

なんのこっちゃら、という言葉で始まる第4章です。

さて、「拾う」ことと「捨てる」ことは表裏一体です。
当たり前のことなのですが、その重要性をわかっている人が少ない。

何かを「拾った」時点で何かを「捨てる」日がいつか来る。
分かりやすいのが荷物。

20kgの荷物を抱えて歩くのと、10kgの荷物を抱えて歩くのとどちらが早いか。

小学生でもわかる問いです。
ちなみに、僕もむかしバックパッカーでアジアを旅した時はなるべく荷物を軽くするようにしていました。
足りなければ、現地で調達すればいいのです。

飛行機に乗る時も制限荷重が決められています。
最近は一人40kgまでOKの空港もありますが、LCCなんて乗ったらかなり荷物制限が厳しいです。
荷重オーバーなら何かを捨てるしかありません。

仕事も同じです。
何でもかんでも「OK!OK!」していたらキャパオーバーになるのはわかりきっています。
本文では、

何かに「イエス」と言うことは、その他全てに「ノー」ということなのだ。

何かを選ぶことは、何かを捨てること。

とあります。
あなたは、簡単に「はい」と言って後で後悔していませんか?
「はい」という言葉を言う前に、まずは「ノー」からはじめてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、著者曰く、
「多くの企業の経営者や役員こそトレードオフが理解できていない人種」だと切り捨てています。

トレードオフから目をそむけても、トレードオフから逃れることはできない

そういえば「二兎追うものは一兎をも得ず」ということわざがあります。
というか、もともとの日本人の考え方基本になっている「禅」こそエッセンシャル思考なのですが、いまの日本人は欧米の拡大思考に侵されてすっかりとかわってしまったようです。

人はどれかを選ばなければならない

トレードオフを考えたくない気持ちはよくわかる。そもそもトレードオフがおこるのは、どちらも捨てがたいような状況だ。高い給料か、長い休暇か。急ぎのメールに返信するか、大事な会議に出席するか。より速くか、それともより良くか。どちらも望むことなのだから、どちらにも「イエス」と言いたくなる。しかし、それは不可能だ。

仕事人間になった男性に対する究極の質問がありますよね?
「仕事と家族、どっちが大事なの?」

この章の最後では、もっと難しい質問を投げかけています。

「4つのガスコンロを想像して」と彼女は言う。

「ひとつ目のコンロは、あなたの家族、2つめは友人、3つめは健康で、4つめは仕事。成功するためには、そのうちのひとつの火を消さなくてはいけない。そしてもっと成功するには、思い切って2つ消すことが必要なの」

あなたなら何を消しますか?

消去法で考えると難しいので、選択問題で考えると選びやすいと思います。
僕なら、考えることなく「家族」と「健康」を残します。(仕事と友人を消す)

なお、ここの解説は僕の独断と偏見に基づいたものであり、著者の本意とずれている場合もあります。
エッセンシャル思考を正しく知りたい方は、本書をお読みください。

続き>>

関連記事

  1. 情報の中で知はどこへ失われたか?

  2. エッセンシャル思考と億万長者思考

  3. 賢い人はちょっとしたナンセンスを楽しむものだ

  4. 毎晩眠りにつくたびに、私は死ぬ。翌朝目を覚ますときに、私は生まれ変わる。

  5. 集中するためには、集中せざるえない状況に自分を置くしかない

  6. 重要な少数は瑣末な多数に勝る

  7. 内的なプロセスは、外的な基準を必要としている

  8. 自分で判断のできない大人たち

  9. 賢く生きるものは、不要なものを排する




人気記事

PAGE TOP